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4年間で複数の地域を巡り、その地域に入り込み、地域の方々とプロジェクトを進め地域課題に貢献したり、自分のやりたいことを形にしていきます。変化の激しい現代に求められる、社会で活躍できる人材を目指します。
地域イノベーターコースでは、提携する全国15地域の中から滞在先を選び、地域を巡りながら学びを進めます。地域という“小さな社会”を自分がやりたいことを実践するためのフィールドにしたり、そのフィールドで各地域の課題解決に向けたプロジェクトを作り出したりと、実践経験を積みながら自分と社会との繋がりを体感します。
※定員になり次第、募集を締め切る場合があります。
※今後は受け入れ先の地域を増やしながら日本全国での学びの機会づくりを行っていく予定です。
留学先地域について
#極寒地域 #スポーツ×まちづくり
北海道の北に位置し、人口約25,000人程の中核都市 名寄市。夏と冬の寒暖差が約60℃にもなり、四季の移り変わりが美しいこのまちでは、夏にはひまわりが見渡す限り咲き誇り、冬は幻想的な雪景色に包まれます。雄大な自然に囲まれたまちには、スーパーやコンビニ、商業施設や文化施設など必要なものが揃っており、住みやすさも抜群。大学もあり、様々な年代の人との関わりや広がりが作れます。日本の北の端にある「小さな社会」で、のびのび、じっくりと、自分と向き合い探究してみませんか。
#次世代が育つ学びと遊びの場づくり #廃校オフィス
秋田県の中央に位置し、美しい山並みと田園風景が美しい五城目町。豪雪地帯でもあり、冬に降り積もった雪は5月の頃まで残るほど。しかしそんな極寒の冬が明け、春の訪れとともに山菜が顔を出す喜びはひとしおです。
四季の変化や豊かな恵みに触れる暮らしに五感が研ぎ澄まされ、興味に応じてハイキングや登山、釣りなどのアクティビティも存分に楽しめます。
520年以上の歴史を持つ五城目朝市もこのまちのアイデンティティ。最近では、若手の出店や新たなチャレンジを応援する「ごじょうめ朝市plus+」も開催され、賑わいを見せています。
#復興のロールモデル #還暦以上は口ださないまちづくり
宮城県の東、牡鹿半島基部に位置し、世界三大漁場の1つである三陸に面する水産業のまち、女川。天然の良港を成すリアス式海岸では多くの魚が水揚げされるほか、歴史ある出島・江島の島巡りや、釣り、ダイビングも楽しめます。
そんな女川は、東日本大震災によってまちの約8割が壊滅したまちでもあります。2015年には人口減少率が日本でもっとも高いエリアになるなど、その打撃は大きく、現在も急ピッチでまちづくりが進められています。
新しい女川町は必要な施設や機能が集まるまちの中心部を起点に、自然に人との交流が生まれるよう設計されたコンパクトシティ。まちのスローガンは「あたらしいスタートが世界一生まれる町へ。START!ONAGAWA」。生まれ変わった女川は、すべての人のあらゆるスタートを応援する街としてスタートを切っています。
#何もないから、何でもできるフロンティア #若き挑戦者が集うまち
「東北地方=雪が多い」というイメージに反して雪がほとんど降らず、夏は太平洋から吹く「やませ」の影響で過ごしやすい南相馬は海あり山ありの穏やかなまちです。例年7月には国指定重要無形民俗文化財にも登録される相馬野馬追(そうまのまおい)という伝統の祭りがあり、3日間にわたって迫力あるサムライ文化を体感できます。
南相馬の小高地区は、東日本大震災と原発事故の影響により、一度は人口がゼロになったエリアです。急激な人口減少、少子高齢化などの課題に先んじて直面することになりましたが、ゼロからのまちづくりに取り組む機運が生まれ、小さくも多様なプロジェクトが進んでいる場所でもあります。
# FEEL NAGANO, BE NATURAL # 哲学対話
「FEEL NAGANO, BE NATURAL この街で、わたしらしく生きる。」
長野市は長野県北部に位置し、人口は約36万人と県内最大級の都市であり、県庁所在地でもあります。
東京駅から新幹線で約1時間半という大都市圏へのアクセスの良さも相まって、都心部からの移住先としても注目を浴びています。
1300年続く善光寺を中心とした昔ながらの街並みと、近年盛り上がってきたエリアリノベーションにより、都市の「過去」と「現在」が共存する街並みが特徴です。
さとのば大学の取り組みでは、街の中心となる長野駅から善光寺エリアでの生活を軸に学びの場を展開しています。
#東京からのちかいなか #日本一チャレンジする町
埼玉県の西部、秩父地方の南東部、秩父地方のシンボルである「武甲山」の麓に位置する横瀬町。
観光農業が盛んなためいちごやぶどう、プラムなど様々な果物を味わえます。
夏は川遊びやハイキング、秋は紅葉や味覚狩りなど山に囲まれた自然豊かな環境がある一方、都心から約70分でアクセス可能な点も魅力。
町民が作る観光名所「あしがくぼの氷柱」や繋ぐ棚田遺産でもある「寺坂棚田」など地域の人々によって維持されている文化や興行も魅力の一つです。
#里山里海とお祭り #創造的復興のプロセス
日本海に突き出た能登半島の真ん中。豊かな山と海が溶け合うような風景が美しい七尾市。
かつては北前船の寄港地として栄え、さまざまな文化が交じり合いながら、自然と人とが共に生きる循環のしくみを育んできました。棚田が美しい里山の景観、海女漁など里海の資源を活用した伝統技術は今なお大切に受け継がれており、『能登の里山里海』は日本で初めて「世界農業遺産」にも認定されています。
そんな自然との深いつながりから生まれた独特の風習や祭礼も、このまちの特長です。毎年五月には行われる「青柏祭の曳山行事」は実に千年以上の歴史があり、国指定重要無形民俗文化財にも指定される七尾市民の誇り。七尾には豊かな自然とそこに息づく人々の暮らしや文化があります。
#地域は自分たちで支える自治精神 #1300年続く湯治場
石川県南西部に位置し、古くから湯治場、温泉地として栄えた石川県加賀市。
開湯1300年の歴史を誇り、様々な文人墨客が足を運んだ山代温泉や山中温泉、片山津温泉といった歴史や文化の深い温泉地を有することから、加賀温泉郷として名を馳せています。
かつて北前船の船首・船頭が集住していた橋立地区や旧北国街道の宿場町として栄えた動橋地区、大聖寺藩が置かれた城下町の大聖寺地区など、市内にも温泉地以外の多様なまちがあります。
さらに、加賀市内127町で獅子舞の文化が継承されていたり、預金講といった集まりが現存するなど、重層的に多様な共助の形と、「地域は自分たちで支える」という自治の精神とが垣間見える地域です。
#長良川源流 #身体感覚を取り戻す
岐阜県そして日本のほぼ中央部に位置する郡上市。ここは、豊かな水から食文化や産業が発達した「水の町」です。美しい川と森から育まれる恵みに溢れるこのまちは、大人さえも夢中になる「源流の遊び」の宝庫。雄大な自然に囲まれた盆地地形ながら、高低差1800mという険しさを併せ持ち、冬は一面の銀世界。その雄大な自然を生かした山遊び・川遊びには事欠きません。
そして郡上を語るに欠かせないのが「郡上踊り」。400年以上続く盆おどりは、ユネスコ無形文化遺産にも登録される伝統文化です。郡上の夏は踊りと共にあり、住民も観光客も毎夜毎夜輪になって、夏の風情を愉しみます。
厳しい自然や時代の中しなやかに文化を守り抜き、代々人々が暮らしてきた郡上には、ここにしかない風土と、それを愉しみ、次の世代に繋げようとするエネルギーが結集しています。
#日本の古都 #学生のまち
日本の古都、京都。日本人はもちろん、外国人にも愛されるこのまちは、日本らしい歴史や伝統と多様な文化が交じり合うユニークな場所。都会的な発展を遂げ、経済的・商業的に発達している一方で、昔ながらの顔の見える人間関係や土着的な小さなコミュニティも数多く残り、都市と田舎が共存する独自のアイデンティティを形成しています。
まちに残る寺社仏閣をはじめとする様々な伝統文化を守り次の時代に繋いでいくため、地域に根付いた活動をされている人が多く、その取り組みは実にバラエティ豊かです。たくさんの地域の担い手と関わりながら、観光では見ることのできない京都の魅力に出会えます。
#島留学 #ないものはない
島の合言葉は「ないものはない」。それはつまり「生きるために必要なものは、すべてここにある」ということを示しています。ないものに着目せず、あるものを活かす知恵と工夫で暮らしを楽しむ姿勢を、このキャッチコピーは表しています。
海士町が位置する隠岐は地域全体が国立公園に指定される自然豊かな地域で、2009年には「日本ジオパーク」にも認定されています。見渡す限りの日本海と豊かな里山に恵まれた海士町は半農半漁の島として古から人々が暮らしを紡いできました。
近年では攻めと守りの大胆な行財政改革や特産品開発、高校魅力化プロジェクトなど、海士町独自の取り組みが全国から注目を集め、若い移住者が増加。ここ15年ほどで900人近い移住者を迎え入れ、そのうち400人以上が現在も島に暮らしています。
#百年の森林構想 #ローカルベンチャー発祥の地域
標高300mほどの山あいにあり、面積の約95%が山林に覆われている林業のまち、西粟倉村。そんな豊かな資源をこの先の未来にも繋ごうと、2008年から村全体で取り組むのが「百年の森林(もり)構想」です。2058年に持続可能な森林環境を実現するため、森林の維持管理や林業の六次化など、地域資源を守り継ぐための挑戦が続けられています。
こうした林業に関連して再生可能エネルギーへの取り組みや様々なローカルベンチャー事業が立ち上がっている西粟倉では、「やってみん!」を応援するカルチャーが地域全体に根付いています。なにかやってみたい、そんなあなたの想いの種を大きく育ててくれる環境が、ここにはあります。
#日本三大秘境 #世界の持続可能な観光地100選
四国の中央に位置し、世界の持続可能な観光地100に選ばれた自然豊かな地です。 日本三大秘境の祖谷地域には植物でできた伝統的なかずら橋があるほか、傾斜地での伝統農法が世界農業遺産にも認定され、自然美と文化的遺産が残る地域です。
#スマート農業 #うみがめ産卵地
本土最南端鹿児島県のさらに南端に位置する太陽の町。
鰹節のシェアは50%近く、一般家庭向けの荒節から職人が使う料亭向けの本枯節まで幅広く生産しています。全国で最も大きな特定第3種漁港の一つ、枕崎港があります。
他に黒豚を世の中に広めた枕崎特産豚の鹿籠豚をはじめ、ブランド牛の枕崎牛、養鶏も盛んで食の宝庫。紅茶の本場イギリスのGreatTasteAwardで最高金賞を受賞した紅茶「姫ふうき」もあります。
#日本一の鰹節の街 #ドローン国家資格が取得できる街
宮崎県中部の太平洋に面する 人口約17,000人の小さな町、新富町。豊かな海岸線はウミガメの産卵地にもなるほどという自然豊かなこのまちでは、農業が盛んで季節の食べ物がとにかく充実。野菜や果物はもちろん、肉、お茶、そばなどラインナップが豊富で、九州といえば!な芋焼酎など地酒も揃います。
また宮崎初のJリーグチームのホームスタジアムや、なでしこ2部リーグの女子サッカーチームがあるなどサッカー熱が高まっていることもあり、スポーツ好きにもおすすめのまちです。
地域イノベーターコースでは、自ら問題を発見し、解決することを重視した「プロジェクト型学習」を大切にしています。経済・経営の知識はもちろん、実社会でも活かせるコミュニケーション・ソーシャルデザインや事業づくりなどをオンラインで学びながら、自分で発見した「課題」をテーマに、地域の方々、そして仲間と一緒に、プロジェクトを進めていきます。机の上だけの学びにとどまらず、自分で課題を解決し、成果を生み出す力を身につける。プロジェクト中に気になった内容は、オンライン講義で復習をする、という学びのサイクルも可能です。
岡山県西粟倉村にて、ジビエを使った、食育のイベントを行いました。はじめに、鹿肉を使った、ハンバーガーの企画を行いました。そのイベントに参加してくれた、村の小学生が料理人になりたいという夢を語ってくれ、その後その子と一緒に猪肉を使ったイベントを作りました。その子にとって、職業に対する思いや、食に対する思いをより良いものにしたいと思い、現在は「ふたつのしょく(食・職)育プロジェクト」を行っています。食を通して何か学ぶきっかけづくりをこれからもつくっていく予定です。
小曽根 雅彰さん
さとのば大学の柱である「マイプロジェクト」とは、誰かに頼まれたからではなく個人的な問題意識をきっかけに、自ら進んで企画したプロジェクトのこと。「でも、やってみたいこととかないんだけど…」という方でも大丈夫。まだ言葉にできない自分らしさやモヤモヤを仲間と語り、仲間と一緒にアイデアの選択肢を広げながら、「これならやってみたいかも!」と心が動いたものを自分の決断として選び取る。そんな“自力と他力の行き来”を大切にしています。何を隠そう、講師である僕たち自身、いつもマイプロジェクトを試行錯誤中、“教える人”というより“ともに道を歩む仲間”として、一緒に過ごせたら嬉しいです◎
さとのば大学副学長 兼松佳宏
担当講義:マイプロジェクト演習、コミュニケーション論
4年間の大学生活でアカデミックな知識と、社会に出たら求められる実行力を同時に身につけることができるのは、地域イノベーターコースだからこそ。また、効率的なオンラインでの学習を通して生み出される自由な時間で、自分のプロジェクトにコミットできるのは、ネットの大学だからこそ。全国の仲間と一緒に正解の見つけ方を学び、「ほしい未来」のつくり手になることを目指していきます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | 地域イノベーターコース ホームルーム 週1回の 相談時間 |
地域イノベーターコース さとのば的ツール&思考法 ライブ講義受講 |
地域イノベーターコース ご当地クイズ演習 ライブ講義受講 |
地域イノベーターコース リフレクション ライブ講義受講 |
自由時間 | 公共経済学 講義受講 |
自由時間 |
午後 | 問題解決法 講義受講 |
マーケティング論 講義受講 |
プロジェクト | プロジェクト | プロジェクト | お祭りの練習 | アルバイト |
夜 | 自由時間 | 自由時間 | 自由時間 | アルバイト | 地域の人と ご飯 |
アルバイト | 自由時間 |
地域イノベーターコースでは、オンライン講義にも地域内にも、学生に寄り添うシステムが充実しています。
自分の適性を知り、自分を受け入れることの先にプロジェクト学習があると考えているため、まずは学生自身が自分と対話し、自分を知り、自分と向き合うことを大切にしています。
自分で考え行動に移すことも大事ですが、悩みや課題を1人で抱え込むのではなく、学生が、講師や地域コーディネーター、事務局スタッフと1対1で相談する「1on1ミーティング」の時間を定期的に設けています。それぞれのプロジェクトの状況を把握し、解決方法を考えたり、次のアクションとしてどんなことをしたらよいかを一緒に考えたりします。
オンライン講義では、他の人との交流がなかなか難しい、と感じている方も多いと思います。そんなオンラインでの学び合いの場を支えるのが「ラーニング・アシスタント」です。オンライン講義にて講師と学生の間に立ち、授業のサポートをしながら、学生が自分らしくあれる場づくりを行います。
新しい場所で初めて出会う人と一緒に学んだり、見知らぬ地域に入ってプロジェクトを立ち上げたりするのは、楽しさを感じる半面、不安を感じる方も多いと思います。さとのば大学では、プロジェクトを考える際のメンターをしてくれたり、地域との接続を手伝ってくれたりして、学生に寄り添う「地域コーディネーター」が各地域に常駐しています。
昔から家にこもりがちだった僕には、地域イノベーターコースは「いままで暮らしていた家を出て、環境を変えて別の場所へ行ける」というところが気に入りました。 移住先は島根県海士町です。managaraの学修を進めながら、ホテルでのアルバイトやボランティアを通して地域の方々とたくさんコミュニケーションを取っています。10~70代の方と年齢も幅広いので、今までとは価値観や視点が間違いなく広がっていることを日々感じています。現在は、地域の方々と連携しながら自分のやりたいプロジェクトの実行に向けて準備中です!ますます今後が楽しみです。
地域イノベーターコースについての説明や疑問になんでもお答えする相談会を実施しています。お気軽にご参加ください。