それぞれの、「managaraデイズ」。

教えて!

Managara Days

倉本 留玖さん

倉本 留玖さん

プロフィール
愛知県出身。18歳(2023年8月取材当時)。
通信制高校を卒業後、地域イノベーターコース生としてネットの大学 managaraに入学。
南相馬市に移住し、地域の方々と一緒に南相馬の活性化に向けたイベントの企画等にチャレンジしている。

親元を離れ、はじめての地域での生活。
地域イノベーターコースに所属したからこそ踏み出せた一歩

地域イノベーターコース所属の倉本さん。入学して半年、地域コーディネーターに支えられた生活、授業の特長や自身のプロジェクトについて語ってくれました。

managaraに入学したきっかけを教えてください

幕張で開催されたニコニコ超会議に、通っていた通信制高校がブースを出していたのですが同じくmanagaraもブースがあって、そこで初めて「こんな大学があるんだ!」と知りました。
その後、高卒後の進路を考える中で全日制の大学も検討してオープンキャンパスに何度か行ってみたのですが、オンラインの授業に慣れてしまっていたのか90分の授業に馴染めなかったんです。その時にmanagaraのことを思い出し、ホームページを見て親に相談しました。

通信制の高校で基本は家で授業を受けていたのでmanagaraに入学してもその延長になってしまうのではないかと親は心配していました。実は先生にも、僕の意見は尊重するけど「キャンパスに通ってみるのもいいんじゃない?」と言われたんです。
でも、僕自身は、普通の通学型の大学よりもmanagaraの方が自分に合ってると思ったんです。

親もmanagaraのことを色々調べてくれて、僕が取り寄せたパンフレットを見ながら「地域イノベーターコースがいいんじゃないか」と勧めてくれたんです。ずっと家にいる僕が心配だったんでしょうね(笑)。ただ、元々、公園でおじいちゃんおばあちゃんたちがやっていたゲートボールに飛び入り参加したりとコミュニケーションは得意だったので、地域イノベーターコースへの適性もあるんじゃないかと思い、地域イノベーターコースでの入学を決めました。

「通信制大学」も、高校が通信制だったので抵抗はなく、身構えるようなことはありませんでした。良い意味で、普通の大学っぽくないところが衝撃でしたし、「インターネットでのコミュニティが活発」と聞いたのでそれも楽しみの一つでした。
長い歴史のある大学は、それはそれ良い意味でシステマティックで安心感はありますが、新設の学校は、今後どう変わって自分がどう関われるのかも面白そうで魅力的に感じました。

地域のコーディネーターとの二人三脚で充実した学生生活

南相馬市のシェアハウスでの生活はいかがですか?

家から出るの初めてなので家事ができるわけじゃなかったですし、家族以外の知らない人と過ごすシェアハウス自体にもちろん不安はありました。ただし、すごく心配をしていたわけではなくて、そういう状況になったらできるのではないかとは思っていました。

今はコーディネーターさん含めて3人でのシェアハウスなのですが、実は結構快適です!
お風呂は誰が何番目に入る、というようなガチガチにルールが決められているわけじゃなく、結構ラフな感じです。個室があるので自分一人の時間もありますし、食事も必ずみんなで食べるという決まりも無く、もちろん一緒に食べることもありますけど「周りと仲良くしなきゃいけない」というプレッシャーはありませんでした。

南相馬市自体が、若い方の移住だったり僕みたいに少し住んでいるという方が多く、街自体がウェルカムな感じなのも嬉しいですね。

地域でプロジェクト活動にチャレンジしながらのmanagaraの授業はいかがですか?

普通の大学だと授業時間が90分と長いので集中が切れてしまうかもしれませんが、managaraの授業は映像が10分くらいずつ短く区切られているので、集中して授業を受けられています。わからないことがあったらすぐに戻して何度も確認できるので、個人的にこの授業スタイルはすごく合っていると思います。

僕は日本語Ⅰが面白く勉強になりました。地域イノベーターコースではアウトプットを大切にしていて、その練習のため日々日誌を書いているのですが、文章の書き方などを学べたのが個人的にはマッチしていたかなと思っています。

今は一年生なので専門的な科目がほとんど無いのですが、これから専門的な授業を受けられるのが楽しみです。
特にマーケティングが個人的に気になっています。イベントを企画・運営したりしているのですが、どうやったら人に参加したいと思ってもらえるようになるか、消費者心理を学べたらいいなと思ってます。学んだことをすぐに実践できそうです。

地域イノベーターコースの授業の様子を教えてください。

週に3日、オンラインでリアルタイムでの講義があるのですが、例えばインタビューの力をつけるためにこれから自分が行ってみたい地域の方に話を聞いたり、マイプロジェクトの進捗報告をしています。他にも、節目には中間発表で自分の成果を発表する場もあります。

まだ入学して半年というのもあって僕のマイプロジェクトはまだ決まっていません。いろいろ考えてはいるのだけど・・・まだ「これだ!」っていうのがなかなか決まらなくて・・・ただ、そういう苦労を大学1年生から経験できる環境はあまりないと思いますし、他の大学とは違ういいところだと思っています。

学修のほかに、普段は地域でどのように過ごしていますか?

平日は日誌を書いたり、図書館で読書をしたり。土日はイベントの手伝いや、ボランティアで南相馬ツアーの運営手伝いなどをしています。
授業が終わったから寝る、ではなく、何かしらの行動をするように心がけています。

ワーカーズベースという地域のみなさんが集まれる場所があるのですが、そこで開催されるイベントでは、僕は愛知県出身なので味噌カツランチを提供したり、DJとして参加するなど、運営側として参加することも多くありました。地域のみなさんやツアーで訪れてきたみなさんが楽しんでくれていることに、充実感を感じています。

こういったイベントは地域のコーディネーターさんから紹介してもらうことが多いです。最初からいきなり全部自分でやらないといけないわけではなく、いろんな人やイベントを紹介して繋げてくれたのがありがたかったですね。

自分で行動すればするだけ楽しめる大学。自分に素直に正直に動くのがカギ!

倉本さんの「なりたい自分象」を教えてください。

行動し続けられる人でありたいです。
今までの過去を振り返ると大小問わず行動せずに足踏みをして後悔してきたので、今後は後悔しないよう前に進み続けていきたいです。

それから、自分に正直にいたいと思っています。
たまにどこかで自分に嘘をついてしまったり、自分の考えていることを引っ込めてしまう時があるので、素直に動ける人になりたいです。

managaraへの入学を検討している人へメッセージをお願いします

通信制の大学は普通の大学と比べて自分で行動しないとなかなか成果も出ませんし、充実した生活もやってきません。一方で、自分で行動できたらその分だけ全部自分に返ってきます。とにかく後悔しないように自分の好きなことや楽しいと思うことに素直に進んでいければ、大学4年間が終わった時にはmanagaraだからこそ過ごせた時間だと思えるのではないでしょうか。

通信制だからこそ時間の使い方も自由ですし、時間がいっぱいあるという強みを活かしてほしいです!

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