応援メッセージ

元文部科学副大臣
前文部科学大臣補佐官

鈴木 寛 氏

29年間続けている「すずかんゼミ」主宰にあたり私が日頃から実感していることは「若者の力は無限」ということです。このゼミから多くのベンチャー企業の社長やパラリンピアンの方々が卒業し、各方面で活躍しています。ネットの大学managaraは、オンラインで学ぶという形態。つまり、どこでも学べるということであり、様々な場所・地域でPBL(プロジェクトベースドラーニング)が可能です。まだまだこのような形態を持つ大学は少ないと思いますが、これから10年、20年経てばこのスタイルが「スタンダード」になっていく、 ある意味時代の最先端でイノベーターです。VUCAの時代、思いがけないリスクもありますが、それは裏を返せば思いがけない機会もたくさんあるということ。このハイブリッドな学びの可能性を持つ“managara=チャレンジングな大学”にかけてみようと思った感性、志、勇気を持つみなさんは既に素晴らしい素質を持っていると思います。そして、新しい大学ということは、みなさん自身がこのmanagaraを主体的に創り上げていくことができる醍醐味があるんですね。ぜひ充実した大学生活を送ってほしいです。

一般社団法人教育イノベーション協議会 代表理事
デジタルハリウッド大学 教授・学長補佐

佐藤 昌宏 氏

日本の教育に変革を
『EdTech』実現に向けた取り組み

現在私は、インターネットを用いた学習形態である「eラーニング」の開発や人材育成などに携わった経験を活かし、デジタルハリウッド大学大学院にて、実践的な指導を行う「実務家教員」として学生と共に『EdTech』の研究・社会実装に取り組んでいます。『EdTech』とは、「テクノロジーを用いて教育に変革を起こす」活動のこと。学校教育だけではなく、社会人教育や企業研修、家庭や塾などの学びも含まれます。
『EdTech』を浸透させるために、私は様々なことに取り組んでいます。例えば、政府(内閣官房)が主宰する、日本の教育の向かう先を決める教育再生実行会議への出席や、経済産業省が推進している新しい教育を構築するプロジェクト「未来の教室」の座長代理に在任しています。また、実際の教育現場に足を運んで、学生と一緒にワークショップを行ったり、教育を変えようと奮闘している先生や教育研究者、社会起業家などの支援も行っています。

テクノロジーの力を用いて
新たな学びを創造する若者たち

私が本格的に『EdTech』に取り組むきっかけとなったあるエピソードがあります。
私の授業では、基本的にデジタルツールの使用を許可していましたが、ある日私の前にビデオカメラを置いて授業を出ていってしまった学生がいました。唖然としましたが、その夜90分の授業を10分程度に編集した動画をフェイスブックグループにアップ。するとそこで学生たちにより、大学のOBを含め、授業の狙い以上に深く、熱い議論が繰り広げられていたのです。テクノロジーの力を用いて自ら学びの場を作り、新たな学びを手に入れている姿を目の当たりにし『EdTech』の必要性を強く感じました。
デジタルテクノロジーが電気やガスと同等のインフラとなっていく時代、新しい学びを創るのはこれからの若者たちです。皆さんには、「やりたいこと」を大切に、オンラインでの学びを通じて新たな学びの価値を感じてもらえたら嬉しいですね。

ミネルバ大学日本連絡事務所 元代表
Dream Project School 代表

山本 秀樹 氏

「やりたいことで生きていく」
留学先で見つけた新たな生き方

「好きなことで生きていく」。私がキャリア構築支援で最も大切にしていることです。こう考えるきっかけは、社会人10年目で留学したケンブリッジ大学でのクラスメイトでした。当初は医師を目指していた彼は、留学で新たに出会った仲間と自分の得意なプログラミング、そして学んだ経営学の知識を活かして新薬開発に使える化学物質の組み合わせを提案するアプリケーションを開発して起業、自分の目標を実現しました。人との出会いや自分の得手不得手を楽しみながら社会貢献する姿を見て、私も「人の評価よりも、自分のやりたいことを大切にしよう」と決意しました。
数年後、私は「ミネルバ大学」の認知拡大にも注力しました。ミネルバ大学は、ITを活用したオンライン授業とプロジェクト型学習を組み合わせた4年制大学。オンラインで授業ができるので、世界の7都市を巡りながら、学んだことを現地の企業でのインターンや自分のプロジェクトに応用し、「生きた学び」を実現しています。
managaraで学ぶ皆さんの強みは「教室を手のひらにもって、自分の好きな場所、好きな時間に学べる」ことです。この強みを活かし、実社会で自分のキャリアを切り拓く「生きた学び」を実践していきましょう。

オンラインを駆使した授業が
「学びの質」を上げていく

帰国後、私は「ミネルバ大学」の認知拡大にも注力しました。ミネルバ大学とは、キャンパスを持たず、講義はオンラインのみという全寮制の4年制大学。元アメリカ大統領候補が設立に関わったり、ハーバード大学の学部長が学長に就任するなど、世界的に注目を集めている大学です。
私が魅力に感じたのは、オンラインのメリットを存分に活かした講義形式。ディスカッションを全て記録に残し、そのデータを元に、一人ひとりの特徴に合わせて教え方を柔軟に変えていきます。これは、対面式の授業では時間的にも人的にもほぼ不可能ですよね。記録を残す、データの蓄積といったオンライン形式の学習は、「学びの質」を確実に高めると思います。これからの時代、良い大学や企業に入れば一生安泰、とはなりません。皆さんには「幸せになれる道」を選ぶのではなく、「今、自分が生きている道を幸せにする」という生き方を大切にしてほしいですね。

早稲田大学大学院
日本語研究学科 教授

宮崎 里司 氏

メルボルンのモナシュ大学で博士論文を書きながら講師を務めていた当時、移民を積極的に受け入れ多文化多言語社会へ変化する様子に直面したことがきっかけで、移民政策に関する研究指導を行っています。日本に移住・定住する外国人や外国にルーツを持つ児童、また、海外在住の日本語学習者が日本での生活や職場にいかに適応するか、持続可能な言語教育政策が研究課題です。 モナシュ大学では”mature-age student”といって、社会人や家事育児・介護などで学業から離れていた大人を一定数受け入れる方針を取っていました。高校を卒業後、そのまま大学に進学する学生もいれば、一度社会を経験してから学び直す大人もいる。多様な入り口は生涯教育の一環にも繋がりますし、managaraも同様に多様な学びの形であってほしいと思います。 オンラインであればどこからでも学べますし、世界中からゲストスピーカーを招くことも可能ですから、通学制の大学に決してひけを取らない魅力的な大学になり得ると期待しています。従来の型にはまらない様々なロールモデルを提示することで、学生たちが自分自身の力で将来設計をし、未来を切り拓いていく力を身に着けていくと信じています。

早稲田大学は2032年に創立150周年を迎えますが、伝統というのは変化しないことではなく、変化することに躊躇しない、改革の連続であると私は考えています。つまり、変化する勇気を持たないと、日本の大学は今後、世界から見て魅力のあるものになっていかないだろうと思うのです。 授業で学んだ知識は社会で再構成して理解することで初めて本物へとなり得ます。その過程が今の大学に必要なものではないでしょうか。対面やオンライン、そのほか、様々なツールを使うことで学びはどんどん自由度の高いものになっていくはずです。そして、指導する側も従来の知識偏重型のテストではない評価を工夫することで、深い学びに繋げていってほしいですね。

TURNS プロデューサー

堀口 正裕 氏

若者ならではのアイデアが
地域活性化を実現

「地域で豊かに暮らす人や、地域に関わることで自分らしい暮らしを手に入れた人を通して、地域の魅力を発信したい」。そんな思いを込めて、メディア『TURNS』を発足しました。地域を見つめ続けて20年、昨今増加傾向にあるのが、地域資源を利用した若者による地域ビジネスです。
例えば、高知県の日高村では、若者たちと地元の人たちが一体となって村の特産物であるフルーツトマトを活用しオムライスを売り出すことを提案。数年で35万食を売り上げ、観光客数は一気に増加。経済効果は約4億円となりました。
過疎化が進む宮崎県の新富町では、AIを用いたスマート農業で日本を変えたいと、ある若者が一念発起。この活動に感化された人が続々と町に集まっているそうです。このように、若者のアイデアで地域が活気づく例があちこちで生まれています。

大きなチャンスを生む?
地域で働きながら学ぶ魅力

しかし、大学進学や都心への憧れを理由に、地域を出ていく若者が圧倒的に多い現状があるのも事実。だからこそ今、「どこでも学べる時代」へと変化していることに期待せずにはいられません。地域で働きながらの学びは、とても面白く、大きなチャンスでもあると思うからです。例えば、家業を継ぐと決めた人は、経営を間近で見ることができます。さらに、実際に身を置いていれば、現状を把握したうえで家業の新たな形を考えることもできますよね。従業員との関係も、一度家を離れてから構築するより容易なはず。「学びながら働き、継業して新規事業を生み出す」。すごくかっこいい生き方だと思います。
若者たちがIT技術やAIを駆使し、柔軟なアイデアで地域を活性化させていく。ビジネスは地域から世界へと広がっていくかもしれません。これから、地域はもっともっと楽しくなる。私はそう確信しています。

シンガポール水球男子代表監督
ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 理事

青栁 勧 氏

世界で戦うアスリートには
幅広い知識が欠かせない

僕が水球に出会ったのは、小学3年生のときのことでした。通っていたスイミングクラブのコーチに勧められて競技を始め、そのままのめり込み、18歳で日本代表に。その後は主にスペインやイタリアなどのプロチームで水球に打ち込む日々を過ごしました。
海外に渡って実感したのが、“競技以外の知識”の大切さ。他の選手や監督とコミュニケーションを取るには語学が堪能でなければなりませんし、チームを運営するためには経営の知識や世界の流れを読み解く経済学的な視点も必要です。他にもマネジメントやマーケティングなど…。競技を続けるため、チームを運営するために必要な知識は、キリがないほど多くありました。ただ強いだけでは生き残れない、理想を語るだけでは耳を傾けてもらうことすらできないのが、トップアスリートの世界です。選手としての可能性を広げるためにも、やがて訪れるセカンドキャリアのためにも、僕は、アスリートにこそ学びが必要であると思っています。

競技と学びを両立する
新しい学びの在り方

アスリートは、よりよい環境や指導者を求めて拠点を移すことが少なくありません。そんなときに困るのが、「学校をどうするか」という問題。特に海外でチャレンジすると決めた場合、学ぶことを諦めざるを得ないことが多いのが現状です。そんなときに出会って驚いたのが、僕のクラブに所属する稲場悠介のケースです。彼は高校2年生のときに海外に渡ることを決意し、通信制の高校に転校することを決めました。その後、海外に渡りモンテネグロで競技生活を送りながら通信制の高校を卒業し、現在は日本代表のエースとしても活躍しています。
海外でプロとして活動し、そしてインターネットで日本の高校を卒業する――。当時は「こんな学び方があるのか」と僕も周囲も驚きました。しかし彼はそれを現実のものとし、現在日本水球界のエースとしても、そして海外でも活躍しています。ネットの学校はアスリートの可能性を広げる、まさに新しい学びのあり方だと感じます。ネットの大学 managaraには、アスリート界に新しい風を巻き起こしていただけると大いに期待しています。

作家
新潟産業大学 客員教授

木村 達哉 氏

「苦手なことは頑張らない」、そう舵を切った学生時代

「灘高校の元教師」「参考書の著者」。そんな経歴を持つ私ですが、学生時代はまったく勉強ができませんでした。国語と英語はできたのですが、それ以外まるっきりダメ。テストで0点を取ることもザラでした。そこで考えたのが、「数学や物理は諦めよう」ということ。当時から作家になりたいと思っていたので、そのために、得意なことを磨いていこうと思ったのです。「無理して苦手なことをやってもしんどいだけや。自分の人生に必要なこと、自分がハッピーになることをやっていこ!」、そう思って、国語や英語を活かす道を探してきたことが、いまの自分につながっているのだと思います。

“得意”をとことん磨いていけば、人生は面白くなる!

「学校の勉強は、おもんないのが当たり前」、私はそう思っています。そもそも普通の人間が、1 時間目から6時間目まで集中して授業を聞き続けられるわけがありません。
ほとんどの生徒が、途中で飽きたり寝たりしていると思います。ただ、その状態が 6 時間続いているとよろしくない。
1 時間でいいから「これ、おもろいやん!」と思いながら、“生きて”授業に参加してほしいんですよね。
英語ができなくてもいい。数学が苦手でも構わない。なにかひとつ得意なものがあればいいんです。だって、世界を感動させているすごい人って、偏差値が高い人やいい大学を出た人じゃなくて、「得意を極めている人」でしょう? 「この業界のイチローになる!」「世界一になる!」、そう思って生きたほう面白いに決まっています。偏差値が70ある?東大入った?いやいや、全然大したことではありません。大学なんてただの通過点ですから。受験のために勉強するのでなく、もっと先の未来を見据えて、「自分のために」学ぶことが大切なのではないかと思います。
「自分のための学び」が実践できるのであれば、場所や手段はなんでも構いません。大学に通うのもいいでしょうし、ネットや通信を選んでもよいでしょう。大切なのは、夢を叶えるための学びがある場所を“選ぶ”こと。もしそれがmanagara にあると思うなら、ぜひ臆せず、自信を持って、ここでの学びを選んでもらいたいですね。

タイガーモブ株式会社 代表取締役

菊地 恵理子 氏

心が揺さぶられるような体験が人生をガラリと変える!

私が海外インターンシップの提供サービス「タイガーモブ」を始めたのは、学生時代に自分自身が中国でインターンを体験して衝撃を受けたことがきっかけです。価値観、文化がまったく異なり、自分の常識が通用しない。そういうストレスフルでアウェーな環境に身を置き、どうすれば壁を超えられるか考え行動し続けたことで、視野や思考の幅が一気に広がりました。多くの人にとって、人生が変わるときって、心が揺さぶられるような衝撃的な体験をしたときだと思うんですよね。「そういう体験をひとりでも多くの人に味わってもらいたい!」、そんな思いで、この事業を始めました。

理論と実践を効率よく手に入れる新しい学びのカタチ

タイガーモブでは、アジアやアフリカを中心にした45か国、350 件以上のインターンシッププログラムを提供しています。渡航型だけでなくオンラインのメニューも豊富で、例えば家にいながらしてシンガポールの企業で働いたりす ることもできるんですよ。
こうしたプログラムと相性がよいのがmanagaraです。
managaraなら通学制の大学のように休学などをする必要がなく、単位を修得しながら海外インターンシップに挑戦できます。また、家業を手伝いながら単位を取り、なおかつオンラインで海外インターンシップに参加することなどもできるのです。いつでも、どこでも、学びながら、海外と繋がれる。理論と実践を効率よく手に入れることができる、新しい学びのスタイルだと感じています。
managaraでは、タイガーモブのノウハウを詰め込んだ独自のプログラムが受けられます。世界の最前線で活躍するリーダーたちの特別講演や行動計画の作成ワークショップ、個々に適した海外インターンシップの紹介など、多彩なサポートを提供します。このプログラムで、ぜひ、自分の価値観が変わるような衝撃体験をしてほしい。実践を通して、生きる軸をブラッシュアップしてほしい。自分の強みや弱み、らしさを見つけ、徹底的に「自分の軸」を磨き上げてほしいなと思っています。

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